大切な我が子を預ける幼稚園。
広くて開放的で綺麗な建物、
魅力的な玩具や教材道具、
優秀で信頼出来る先生…
希望を挙げればキリがないですよね。
更にママ目線で見ると、せめて週の半分はお弁当が良いな~とか、
家の近くまでバスで迎えに来てくれたらな~とか、それはもう色々あるでしょう。
3年間のことですから、当然です。でも待って!
あんまり良いところだらけの幼稚園って料金が高いんじゃないの?給食やバス代って別途請求なの?園児の年齢によって費用は変わるの?
そうです。忘れてはいけないのが保育料。
幼稚園によって違ってくる保育料や雑多な支出などの料金相場って、どれくらいなんでしょう?
我が子のためにはお金は惜しまない!でも、やっぱり気になる幼稚園の費用…。
そんなママさんのために、幼稚園にかかる費用の相場や見落としがちな出費などをまとめました!
目次
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保育料こんなに違うの?! 公立と私立の違いにビックリ!
ひとくちに幼稚園といっても、運営が自治体か学校法人(あるいは社会福祉法人・宗教法人など)かで費用がかなり違ってきます。
自治体が運営する公立幼稚園は、はっきり言うとかなりリーズナブル!
民間の私立幼稚園に比べると、地域にもよりますが年間にかかる費用は半分以下といったところでしょう。
実際の費用の平均としては、
公立幼稚園で月額1万円から1万2000円、3000円ほど。
私立幼稚園だと月額の保育料は2万円から3万円、
園によっては5~6万円というところもあります。
ちなみに公立幼稚園は、私立に比べて数が圧倒的に少ないです。
抽選に落ちてから私立の幼稚園を探すとなると大変ですから、公立を選ぶ場合には先々のこともきちんと考えておきましょう。
幼稚園によって保育料が違う理由はなに?
小学校の前に3年間通う幼稚園、どうして園によってこんなに費用が違うの?という素朴な疑問。
ごもっともですよね。
施設の広さも大して変わらない、園児数も大体同じ、保育時間も決められている、
なのに保育料が全然違う!不思議といえば不思議です。
これは、はっきり言ってしまえば「人件費」によるところが大きいと思われます。
違う言い方をすれば、ひとりの先生が何人の園児を担当するかということです。
例えば、年少児は月額保育料が上の学年に比べてすこーし高く設定されている園が多いです。
まだまだ手がかかる年少児には、ひとクラスにつき複数の担任がいるからです。
少人数制であったり、学年に関わらず複数担任制の園は、保育料が高いと見て良いでしょう。
それだけ子どもに対する大人の数が多い・手厚いということなのです。
その他にも、外部から専任講師(英語、体操・音楽など)を呼んで特別な活動をする幼稚園では、それだけ費用も高くなりますね。
保育料ちょっと高過ぎるわ!と思う前に、先生の人数や活動事情をよく調べてみましょう。
入園費用、制服代など忘れてはイケない費用も含めて考えよう!
幼稚園に入園する際には、当然入園費がかかります。
これは、公立幼稚園の場合は5000円~1万円かあるいは無料ということもありますが、
私立は千差万別です!3万円~5万円の園もあれば、なんと10万円を超える園も…。
子どもの教育にはお金がかかると改めて思い知らされますね。
さて、入園にあたって必要となるのは入園費だけではなく、
事前に購入する制服、体操着や上靴、バッグなどすべてが指定購入のところもあります。
これはもう、園によるでしょう。
制服以外は全て自由の(あるいは制服自体ない)園もあれば、持ち物は全園児お揃いという園もあります。何を重視するか、それはママの考え次第です。
保育料以外にもかかる!毎月のバス代やその他の雑費も忘れずに!
月額の保育料に何が含まれているのか、そこを見落としてはいけません!
保育料というのはいわゆる幼稚園の授業料ということですが、そこに何が含まれるかは園によって変わってきます。
月額の費用が高い幼稚園でも、その中に園外保育のバス代や絵本代、あるいは給食費などすべて含まれているのであれば、それほど高額でもないかもしれません。
逆に、授業料がリーズナブルでもその他諸々の費用を別途請求されるのであればトータルでは高くなってしまいます。月額の保育料の内訳は、忘れずに確認しましょう!
就園奨励費で保育料が何? えっ、お金が戻ってくる?!
一般的に、保育料は各家庭の収入によって変わってきますが、私立幼稚園は全家庭一律というところが多いですね。
2015年以降の「子ども・子育て支援新制度」より徐々に私立幼稚園でも新制度に移行しつつありますが、まだまだ一律の園も少なくないようです。
家庭によって所得が違うのに同じ料金?と思われるかもしれませんが、
ご心配なく!一律の保育料を納める園では、大抵の場合、年度末に補助金として一定額が戻ってくるんです。
その金額は家庭の収入の他、園児の兄弟数とその年齢によって違ってきます。
これは…正直言ってかなり嬉しいボーナスですよ。
というのも、
そういうお知らせがパパの会社に届く訳でもないので、園に関する用事を全てママがやっているご家庭の場合は、パパに内緒のヘソクリに出来てしまうんです!
一年間頑張った自分へのご褒美と称して丸々自分の懐に入れてホクホクするも良し。
今年度もお疲れさま~と家族で外食するも良し。
周囲では(勿論ワタクシも)圧倒的にホクホク派が多かったですね…。
認定こども園の場合の保育料はどうなってるの?
昨今増えつつある「認定こども園」。
わかりやすく言うと幼稚園と保育園をまとめてしまうというシステムですが、保育料は所得により違う金額を請求されます。
ただ、ここで注意しておきたいのが幼稚園児(一号認定)と保育園児(二号認定)の費用は基本からして違うということ。
二号認定児の家庭には国からの補助がありますので、
給食費は主食以外無料だし月額保育料も諸経費も安くなっています。
働くママが増えている現在、私だって同じくらい働いてるのに一号認定扱いなんてひどいわ!という幼稚園児ママの叫びが聞こえてきそう…。
私も叫びたいですが。同じ敷地内に幼稚園舎と保育園舎が建っていて適度に交流し、行事などは合同で、という訳ではありません。
目に見えない「費用」以外はすべて一緒なのです。
子どもは同じクラスで同じように活動し同じ給食を食べるけれど、基本保育料が違う。
二号認定児は預かり時間が長いけれど、一号認定児は有料の延長保育(園による)を申し込まなければならない…。
理不尽に感じてしまいますよね。
お子さんを通わせたい幼稚園がもし「認定こども園」だったら、
そしてママ自身に復職の予定があるなら、早めに自治体に申請しておきましょう。
すぐに二号認定許可が下りる訳ではないでしょうが、保育料のことでモヤモヤしながら3年間過ごすより、途中からでも二号認定児として補助を受ける方が良いと思います!
まとめ
幼稚園にかかる費用その他の事情を、ザックリと書いてみました。
正直、第一子の幼稚園選びの時に、どうしてこうやって料金のことを詳しく調べなかったのか、自分で不思議です。
距離で選んでいる場合ではありませんね…(勿論、距離も大事ですけどね)。
幼稚園に入園して落ち着いてきたら、今度は習い事も視野に入ってくるでしょう。
幼稚園の費用をしっかり調べて納得し、3年間の計画を立てて下さい。
これから幼稚園選びをするママさんのお役に立てたら嬉しいです。